【脱初心者】AWSに必要なサブスキル4選

2026年6月2日
AWSインフラエンジニア
AWSに必要なサブスキル4選のイメージ

近年、中小企業から大企業の基幹システム、さらにはガバメントクラウドまで、AWS(Amazon Web Services)の導入は急速に拡大しています。

これに伴い、社内エンジニアのAWSスキル育成や、AWSエンジニアの採用を強化する企業が増えています。しかし、多くの企業が陥りがちな罠があります。それは、「CLFやSAAといったAWS認定資格を取得し、EC2やRDSの操作方法を覚えれば、AWSを使いこなせる」という誤解です。

実際のビジネス環境でAWSを安全かつ効率的に運用するには、AWSの知識に加えて、基盤となるエンジニアリングのサブスキルが必要不可欠です。本記事では、AWS運用体制を強化するために欠かせない4つのサブスキルと、組織のスキルレベルを測る評価基準をまとめます。

AWSの効果的な利用に欠かせない4つのサブスキル

AWSのサービス群を組み合わせ、ビジネス要件を満たすインフラを構築・運用するには、次の4つの周辺スキルが求められます。

プログラミングスキル(自動化とIaC)

AWSの真価は、インフラをコードで制御できる点にあります。

サーバーレスアーキテクチャの要となる AWS Lambda や、CI/CDパイプラインを構築する CodeBuild / CodeDeploy の活用にはプログラミング知識が必須です。AWS CDK でインフラをコード化(IaC)する際にも、プログラミング言語での開発が求められます。

AWS環境で特に有用な言語については、AWSを利用する際に有用なプログラミング言語 の記事でまとめていますので、併せてご確認ください。

SQLに関するスキル(データ活用と最適化)

Amazon RDS や Amazon Aurora の運用はもちろん、Amazon Athena や Amazon QuickSight を用いたログ分析・データ可視化にもSQLの知識が不可欠です。

企業が蓄積したデータを分析したり、データベースのパフォーマンス(クエリの最適化)を改善したりする場面では、高度なSQLスキルが応答速度やコスト削減に直結します。

Linuxに関するスキル(OSレイヤーの管理・障害対応)

AWS上で稼働するサーバー(EC2など)の多くはLinuxベースで動作しています。

EC2インスタンス内で何が起きているかを把握し、CLIでの操作、EventBridgeを用いたcronジョブの設定、ネットワークのトラブルシューティングを行うには、Linuxの基礎知識が避けて通れません。OSレイヤーの解像度が低いと、障害発生時の原因究明が大幅に遅れるリスクがあります。

セキュリティに関するスキル(企業の資産と信用の保護)

クラウドであるAWSは、常にインターネットの脅威と隣り合わせです。

Security Group や Network ACL、AWS WAF、KMS(暗号化)など強力なセキュリティサービスを提供していますが、これらを正しく設定・運用するには、ネットワークセキュリティやゼロトラストの基礎知識が必要です。設定ミス一つで、重大な情報漏洩につながる恐れがあります。

自社の体制は大丈夫?AWSスキル簡易チェックと評価基準

採用や社内育成において、「どのレベルのエンジニアに、どの業務を任せるべきか」を判断するための基準例を示します。

役割・レベル別のスキル評価基準

期待される役割求められるサブスキルの目安実務でのアサイン例
未経験・運用サポート基本的なLinuxコマンド、基礎的なSQL(SELECT等)マニュアルに沿った運用監視、簡単なデータ抽出、アラートの一次受け
運用・保守(中級)シェルスクリプト等による運用自動化、SQLの実行計画確認と簡単なチューニング、Security Groupのポート管理トラブルシューティング、バックアップ運用、小規模な構成変更
設計・構築(上級)CDK等によるIaC、要件に合わせたDB設計と高度なクエリ最適化、AWS WAF/KMS等を用いたセキュリティ設計新規システムのアーキテクチャ設計、大規模移行、セキュリティ監査対応

サブスキル不足が引き起こすビジネスへの影響

これらのサブスキルが不足したままAWS運用を任せると、企業にとって致命的なリスクが生じます。

障害リスク(Linux・プログラミングの不足)は、手作業デプロイによるヒューマンエラーの頻発や、OSレイヤーの知識不足によりサーバーダウン時の復旧に膨大な時間がかかるケースです。

コスト増大リスク(SQL・インフラ設計の不足)は、非効率な重いクエリを放置し、無駄にハイスペックなRDSを契約し続けて月額コストが高騰するケースです。

セキュリティリスク(セキュリティ知識の不足)は、S3バケットやSecurity Groupの公開設定ミスにより、機密データが外部からアクセス可能な状態となり、情報漏洩に発展するケースです。

御社のAWS運用・エンジニア体制をプロが診断します

AWSの導入効果を最大化し、リスクを最小限に抑えるには、エンジニアの正しいスキル評価と、適切なアーキテクチャ設計が欠かせません。

自社エンジニアのスキルセットが適正か分からない、採用候補者のAWSスキルを正確に見極めたい、現在のAWS環境がセキュリティやコスト面で最適化されているか不安——といったお悩みがあれば、専門チームがサポートできます。

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まずは現状の簡単なヒアリングから、御社に最適なステップをご提案します。クラウド運用のリスクを放置する前に、お気軽にご相談ください。

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