TechCIDAの由来

TechCIDA(テックシーダ)とは、「TechnologyをCI/CD出来るCampus」という意味が込められています。
CI/CDとはソフトウェアエンジニアリングの用語であり、CI:継続的インテグレーション/CD:継続的デリバリーの略称となります。
ソフトウェアの変更をテストし、自動で本番環境に適用できるような状態にするプロセスです。
通常、ソフトウェア開発はプログラムを手動でビルドして、ビルドした内容をサーバーに手動でデプロイしてソフトウェアをリリースします。
CI/CDを導入すると、手動で行う手間を省き、自動でビルドからデプロイまで出来るようになります。
アプリケーションはリリースまでに何十回、何百回とビルド&デプロイをするため、CI/CDは効率化の面において非常に重要な役割です。
当教室で学んだ「Technology」を「CI/CD」継続的に理解(ビルド)し、自分のものに(デプロイ)する「キャンパス」(学びの場)にできればと思っています。
宮崎のITリテラシーを向上させたい

都市部と宮崎で働いた際のギャップ
私は東京/大阪でソフトバンク社員として働いてきました。ベンチャー企業にも在籍したこともあり、そこでは東京に本社がありながら宮崎でフルリモートワークで働いていました。
宮崎にUターンで地元企業に転職をした際に、ITリテラシーのギャップが非常に大きいことを感じました。
紙の書類、ハンコ文化、昭和を引き継いだ文化が令和の時代になっても健在でした。
業務の改善を試みましたが、これまでのやり方に慣れた上司を説得することが出来ませんでした。
近年の会社ではフルリモートワークは当たり前となっています。
紙の書類などなく、鉛筆を握るのは年末調整のときに名前を書くぐらいしか業務で使用する機会が本当にないのです。
このままでは、宮崎のITは他県と差をつけられるばかりで、衰退の一途をたどってしまうと感じました。
子供たちの学力向上
私は宮崎県が好きです。東京や大阪には無いゆったりとした時間や、暖かい人、右にも左にも寄らなくて良いエスカレーター。
ですが残念なことに、宮崎県の子供の学力は下から数えた方が早く、通塾率(塾に通っている生徒の割合)も同様に最底辺のラインとなっています。
プログラミング教育の必修化や大学共通テストの情報科目追加など、今後ITに遅れが出たままだと、更に他県との競争に敗れさらに県の力が弱くなってしまうと考えています。
TechCIDAでは、このままでは今後生まれるであろうITのギャップを埋めるべくプログラミング教育やSTEAM教育を導入し、宮崎の子供たちの未来を創っていくお手伝いができればと思っています。
企業のIT力向上
子供たちの学力向上とともに、県内企業も努力しなくてはいけません。
宮崎県の県内就職率は45位。子供たちは県内に就職する場が無いのが現状です。
私も当時就職活動をするに当たり、県内の職を探しました。ですがエンジニア職は少なく、さらに初任給は大卒でも18万円、手取りにすると13万円程度という状態でした。これでは県内で就職することは諦めてしまいます。
一方で、県外のエンジニア職では大卒で22万円を超えることは当たり前、30万円程度出す企業も増えてきました。
企業のIT力を向上させ業務の効率化を実施し、不要なコストを削減して人材育成や賃金にコストを反映していかなければ県外流出を抑えることができません。
近年、企業はクラウドやICTサービスを導入して効率化、コストを削減しています。
TechCIDAでは、自社内で「ITコンサル不要な人材育成」を目指しています。ITスキル向上のためにお手伝いできればと思っています。