プログラミング教育の必修化により小・中・高校生は総合学習の時間や技術・情報の時間にプログラミングを学ぶようになりました。
これにより、学生の時から本格的なプログラミング言語を学ぶ人も増えてきました。
しかし、プログラミング言語はメジャーなものだけでも数十種類存在します。
一体どの言語を学べばよいか迷う人もいるのではないでしょうか。
本記事では、中高生がプログラミング言語「Python」を学ぶべき理由について現役エンジニア兼プログラミング教室講師が解説します。
プログラミング言語「Python」とは
Python(パイソン)は、Webアプリ開発やAI開発など幅広い用途で利用できるプログラミング言語です。
Pythonで作られた有名なサイトとして「YouTube」があります。
また、ビックデータ解析やAI、画像認識システムなどもPythonで作られている場合がほとんどです。
Pythonは構文がシンプルで初心者にも扱いやすい言語となっています。
また、ライブラリというプログラミング言語側で予め作成されている機能が豊富で、複雑なプログラムを書かなくても画像認識やAIシステムを作ることができます。
中学生・高校生がPythonを学ぶべき理由
Pythonは将来のキャリアにも役立つ優れた言語であり、初心者でも取り組みやすい特性があります。
そのため、中学生や高校生がPythonを学ぶことは、多くのメリットがあると言えるでしょう。
中学生・高校生がPythonを学ぶべき理由を順に解説していきます。
理由①―大学共通入試「情報Ⅰ」に役立つ
2025年より、大学共通入試に新たに「情報Ⅰ」という科目が追加されます。
配点は100点で地歴公民や物理・生物などと同様の科目です。
以前まで「情報」は「家庭科」と並ぶ副教科の印象が強かったのですが、情報化社会の流れから大学共通入試科目に入るようになりました。
大学共通入試では、プログラミングの問題が出題される予定です。
この試験で出題されるのは大学入試用の日本語プログラミング言語「DNCL」となります。
なぜPythonが大学共通入試に役立つのかというと、この「DNCL」がPythonと構文が似ているためです。
そのため、Pythonを学習していれば大学共通入試でも応用が可能ということになります。
理由②―構文がシンプルで簡単
2つ目の理由は、Pythonは構文がシンプルであるということです。
ここで、他のプログラミング言語「Java」(ジャバ)とPythonのコードを比較してみましょう。
下記のコードはどちらも「Hello World」と表示されるプログラミングコードとなります。
Javaの場合
public class Sample {
public static void main(String[] args){
System.out.println("Hello world");
}
}
Pythonの場合
print 'Hello world'
見て分かるように、Javaが5行必要であるのに対して、Pythonは1行でコードを書くことが可能です。
このように、Pythonは書くコード量が少ないため、初心者でも簡単に扱える言語とされています。
理由③―AI・機械学習など将来に役立つ
3つ目はAI・機械学習など将来に役立つプログラミング言語であるという点です。
AIや機械学習は現在最も勢いのある分野で、将来の就職において非常に役立つスキルとなります。
中学生や高校生がPythonを学ぶことは、将来に向けた有益な投資となり得ます。
【コラム】Python以外の言語だと、どの言語が良い?
ここでは、Python以外の言語で中高生が学ぶとよい言語を紹介します。
- HTML/CSS/JavaScript
HTML/CSS/JavaScriptはホームページ作成などに使われる最も基本的なマークアップ言語です。
数値計算や画像処理などは苦手で、文字の表示や文字の装飾などを得意としています。
エンジニア・プログラマーにとっては登竜門のような言語であるため、本スキルを持っていて損はありません。
- JavaScript
JavaScript単体でもホームページやシステム開発を行うことが可能です。
また、情報ⅠでもJavaScriptを採用している教科書があります。
上記のHTML/CSSとの相性もよく中高生の学習に向いていると言えます。
ただし、コード量が多く複雑なプログラムになってしまうという欠点があります。
- Unity
Unityはゲーム開発エンジンとなります。
ゲームという題材であるため中高生も楽しんで学習をすることが可能です。
Unityはゲームエンジンであるため、実際に学ぶのはC#というプログラミング言語となります。
中高生がPythonを学ぶには?
中学生や高校生がPythonを学ぶ方法は様々です。
ウェブサイトやオンラインリソースを利用して独学で学ぶ方法や、プログラミングスクールに通う方法などがあります。
各自の学習スタイルや環境に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。
Webサイトなどを利用して独学で学ぶ
最近では中高生向けのプログラミング教材が増えてきました。
プログラミング教材は一部無料であったり、月額数千円程度で利用できるものもあります。
しかし、プログラミング言語を学習していると、「今自分は何をしているのか」「コマンドの意味が分からない」などたくさんの壁に当たるものです。
また、中高生は部活や宿題・5教科の学習など忙しく自分だけでモチベーションを保てるかも懸念されます。
プログラミングスクールへ通う
プログラミングスクールに通うことで、専門知識を持つ講師から直接指導を受けることができます。
集中的なカリキュラムや実践的な演習を通じて、より体系的かつ実践的な学習が可能です。
しかし、インターネット上にあるオンラインプログラミングスクールは高額であり、社会人向けの講座がほとんどです。
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また、実際にプログラムを組みながら学習できるので、実践力の向上にもつながります。
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現役エンジニアが指導
TechCIDAは現役エンジニアが講師として指導しています。
プログラミング言語の基礎からエンジニアとしての考え方など体系的に学習が可能です。
プログラミング言語以外にも情報Ⅰの内容も指導が可能です。
動画教材で効率よく学習できる
TechCIDAでは動画教材も充実しており、学習効率を高めることができます。ビジュアルな説明や実演を通じて、より直感的にPythonの学習を進めることができます。
実際にプログラムを組みながら学習できる
TechCIDAでは、実際にプログラムを組みながら学習する機会が豊富に用意されています。実践的なプロジェクトや課題を通じて、理論を実践に結び付けることができるため、学習効果の高いカリキュラムとなっています。
また、中学生・高校生が興味を持って取り組めるように、pygameを使ったゲーム制作にも取り組んでいただけます。
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