実務では、既存のシステムやアプリを利用している場合がほとんどです。
その際、企業はIPアドレス管理表などを用いてIP重複がないようにNW設計を行っています。
[ 学習フェーズ ]
企業におけるIPアドレス管理の実態
AWS における IP アドレス管理
- VPC での IP アドレス範囲(CIDR)の指定方法
- AWS の予約 IP アドレス(5 IP)
+α
IPアドレスを管理できるAWSサービス「IPAM」について調べてみましょう。
[ 実践フェーズ ]
今回は、IPアドレス管理表と新規で作るシステム要件を照らし合わせて、IP設計を行いましょう。
架空企業Aが持っているIPアドレス管理表は以下です。
IP アドレス | 使用状況 | 用途 | 備考 |
---|---|---|---|
192.168.0.0/24 | 使用中 | コーポレートサーバー用 | 社内管理システムで使用済み |
192.168.1.0/24 | 未使用 | - | - |
192.168.2.0/24 | 使用中 | プロダクション環境 | Web サーバー群で使用済み |
192.168.3.0/24 | 使用中 | テスト環境 | テスト用データベースで使用済み |
192.168.4.0/22 | 未使用 | - | - |
今回新規で構築するシステムの要件は下記となります。
要件
- パブリックサブネット
- Web アプリケーションのロードバランサー(ALB)及びアプリケーションサーバーを配置します。
- 1台の ALB をサポートする必要があります。
- 最大 5 台の EC2 インスタンスをサポートする必要があります。
- プライベートサブネット
- データベースサーバーを1台配置します。
- マルチAZ構成の必要があります。
- 拡張性
- 将来的に別の用途でサブネットを追加できるよう、予備のサブネットを作成してください。
- 将来的に別の用途でサブネットを追加できるよう、予備のサブネットを作成してください。
課題
IPアドレス管理表から要件にあったVPC設計をしてください。
完了後、資料をGitHubにアップロードし、レビューをしてください。