現代社会において、パソコンが必要不可欠なツールとなっています。多くの仕事や業務がデジタル化され、情報のやり取りやデータ処理がオンライン上で行われています。
そのため、パソコンのスキルは社会人にとって基礎的で必須のスキルとなっており、こうしたパソコンスキルの重要性は、小学生にとっても同様です。
今回は、小学生のタイピングスキルに焦点を当てて紹介・解説を行います。
小学生のタイピングレベルは?
まず、小学生のタイピングレベルはどの程度必要なのでしょうか。
1分間に200文字が目安
小学生のタイピングレベルは、1分間に日本語100文字(ローマ字換算で200文字)を目指すことが一般的な目安とされています。
これは、基本的な文章を流暢に入力できる程度のスピードを示しています。
年々小学生のプログラミングスキルは向上している
株式会社教育ネットの調査によると、2022年の「全国統一タイピングスキル調査」では2015年の文部科学省調査時の8倍以上の結果が出たそうです。
参考:教育ネットより
今後もGigaスクール構想の充実化により小学生がパソコンに触れる機会が増えることが予測されるため、小学生のタイピングスキルは向上していくことになるでしょう。
小学生のタイピング練習・上達方法
次に、小学生のタイピングスキルを上げる練習・上達方法について解説します。
小学生のタイピングスキル向上にはズバリ、タイピング練習の時間です。
また、タイピングスキルを持つ指導者がいると更に良いでしょう。
お子さまがパソコンに触れる機会別に見ていきましょう。
学校で行われるパソコンの授業
学校ではパソコンの授業が行われており、タイピング練習も取り入れられています。
しかし、学校授業だけでは以下のような課題があります。
タイピング練習の時間が限られる
学校の授業では、国語や算数などが主であり、パソコンの授業時間は限られています。
宮崎市では「未来の教室」として各小学校で取り組みが始められましたが、学校ごとに取り組み方が異なっています。
取り上げられている学校でも年間15~20時間を当てている事例のみでした。
これは、パソコンの授業数に関する記載が指導要領に明記されていないことが原因です。
学校の校長先生や先生方の方針によって学校でもパソコン教育に差が出てしまっています。
また、学校の授業は全体授業であり、子ども一人ひとりに対して十分な時間を取れないこともあるでしょう。
タイピング練習できる教材が限られる
学校の授業では、使えるタイピング教材が限られていることがあり、生徒の興味を引くような教材が不足していることがあります。
宮崎市のある小学校では、「キーボー島」を活用しているとのことでした。
「キーボー島」とは、タイピング練習が可能なブラウザアプリケーションです。
タイピングをしながら、物語を進めて敵を倒していくゲームとなっています。
ですが、このキーボー島は20年以上も使われている古いアプリです。
実際に2023年に体験版を触ってみましたが、20年前とゲーム性が変わっておらず、あまり良い教材とはいえませんでした。
自宅でタイピング練習する
自宅でもタイピング練習を行うことができます。
無料で利用できるタイピングゲームも
インターネット上には無料で利用できるタイピングゲームが存在し、楽しみながら練習できる利点があります。
現在は技術進歩により、より楽しく遊びながらタイピングを学べる無料ゲームや、自分のレベルがどの程度なのか可視化できるゲームが増えてきました。
例えば、「寿司打」や「e-typing」、「Typing Land」などが挙げられます。
自宅に教えられる人と環境整備が必要
自主的な練習には指導者がいないため、正しいタイピング姿勢やテクニックを身につけるのが難しいかもしれません。
タイピングのホームポジションやどの文字を何指で押すと良いかなどある程度の知識が必要です。
また、パソコンも必要であり、一家に一台はあるかもしれませんが、テレワークで利用しているパソコンを子どもに遊ばせるのは故障のリスクや情報漏洩の可能性があるかもしれません。
PC教室・プログラミング教室で練習する
宮崎市内には、タイピングスキルを向上させるためのPC教室やプログラミング教室が存在します。
これらの教室では、専門の指導者からタイピングの基本から応用まで幅広く学ぶことができます。
練習時間を確保できる
PC教室・プログラミング教室で学ぶメリットの1つとして、練習時間の確保ができます。
週に1回か2回、タイピング練習を定期的・反復的に練習ができるため、効率的なスキルアップが可能です。
パソコンの専門家からタイピングスキルを学べる
一番大きなメリットとして、PC教室やプログラミング教室では、パソコンの専門家から効果的なタイピングスキルを学ぶことができます。
適切な姿勢やタイピングのコツを的確に指導してもらうことで、効率的にスキルアップできるでしょう。
特にエンジニア出身の講師の場合、ショートカットキーやブラインドタッチのスキルがあり、子どもたちは講師の高いレベルのタイピングスキルを間近に見ることができます。
プログラミングで自然とタイピングスキルを身に付ける
一部の教室では、キッズ向けのプログラミング教育を提供しており、プログラム入力の過程で自然にタイピングスキルを身につけることができます。
楽しみながら学ぶことで、子供たちのモチベーションも高まるでしょう。
宮崎市内のパソコン・プログラミング教室「TechCIDA」
2023年に宮崎市生目地区に開校した「TechCIDA」は現役エンジニアが教える子ども向けプログラミング教室です。
授業内でタイピング練習をする他、プログラミングを学びながらタイピングスキルを身に着けることが可能です。
ちなみに、TechCIDAの講師はブラインドタッチやショートカットキーのスキルがあり、「e-typing」のスキルはSレベルの2段階上である「Fast~Thunder」レベルでした。
TechCIDAでは現在生徒募集中です。
無料体験教室も随時行っていますので、お気軽にお問い合わせください。